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積みあげて 積みあげて 積みあがったその先に 一体、何があるというのだろう? 
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東京都青少年健全育成条例
『東京都青少年健全育成条例』 -暫くこの記事をTOPに置きます-

最近、『非実在青少年規制』という言葉を目にする方も多いのでは?と思います。
一体何かといえば、正式には上記の条例名で、都議会へだされた都条例改正案です。
一応、こういう規制の法案が出ていることは知っていたので、個人的には、とうとうここまで来てしまったか・・・、という心境です。もっとも、今まであまり騒ぐ人もいませんでしたが・・・。私も人のことは言えませんけれど(苦笑)

まずはこの条例案に対して、私の意見を申し上げます。
二次創作サイトを運営している管理人として、また数多の小説、コミックを楽しんでいる読み手側の人間として、この法案には反対です。
最近の小説やコミック、Web上の小説などを見るに付け、ちょっとこれは・・・と思う描写が多々あるのは確かです。また、BL小説やセックスを取り扱った小説やコミックなどが、小学生でも手にとれる所で普通に販売されている、というのは問題あるんじゃないかと常々感じていました。
ただし、これらは書店等が本の配置を工夫するなどすれば良いものだとも思っています。描かれるキャラクターや内容も、同様に出版社側が配慮すればいいことだと思っています。今までも、自主規制という中で規制されてきて、行き過ぎたものがあればその都度、淘汰されてきたはずです。
この条例を施行したがっている人の言い分で、『正しくない性の知識の蔓延』を危惧していますが、『不確かな』ものは『正しいこと』を知らなければ、その判別すら出来ません。臭いものに蓋とばかりに規制するのではなく、まずは『正しい知識』を知らしめる事を徹底すべきではないでしょうか?
学校教育、家庭内での教え等をやっても、規制対象となっている本等を見た子供たちが間違った性のことを正しいと思い込んでしまうんだ、というのなら、その方法が間違っているのでしょう。その根本的な問題を解決しなければ、規制は無意味でしょう。
『非実在青少年』という造語が出てきたことで、18歳未満の性描写が大変注目されいます。が、この改正案の中には携帯電話のネットのフィルタリングや、被害者が実在する『児童ポルノ』の根絶に向けた規制、昨今話題が多いインターネット業者の債務などもあります。これらのすべてを反対するつもりはありません。
しかしながら、この法案が出されてから可決されるまでの期間が大変短く、十分な審議がなされたというには不十分であるということ。
『携帯のフィルタリング』では、有害サイトではないサイト(とある政党のHP)も閲覧不可となった例もあり、安易に適用してよいものなのか。
『非実在青少年』の規制の範囲が曖昧であり、主観で判断されかねない部分が多々あります。
『性交類似行為』とは何処までの表現なら良くて、どこから駄目なのか?
キス1つ取っても、様々な表現があります。触れるだけのキス、貪るようなキス。前者はともかく、後者は『性的意味合いを含む』と考える人も多いのではないでしょうか。それならこれは『類似行為』にあたるのか?
それを判断するのは、主観なのです。当然、人によって判断基準が違います。ある人はOKと判断しても、別の人はNGとなる。そんな曖昧な基準でしか判断できないようなことを、条例として定めてしまうのは大変危険だと考えます。
東京都の条例だから、東京以外に住んでいる人間には関係ないでしょう?
このように思われる人もいるかも知れません。けれど、他県であっても影響は必至であろうというのが大勢の意見です。それはなぜか?
分かりやすい例を挙げれば、数年前に『児童ポルノ禁止法』が施行された頃の事件をご存知でしょうか?
いわゆる、『紀伊国屋ファックス事件』です。
大型書店である紀伊国屋から、『バガボンド』や『ベルセルク』ほか、『児童ポルノ禁止法』に抵触するかもしれない作品や、明らかに児童ではなく成人が描かれた成人向けコミック等が本棚からすべて撤去されるという事がありました。もっともすぐに撤回され、本は元に戻されました。
『児ポ禁法を考える』
 ↑ 『児童ポルノ禁止法』についての考察や『紀伊国屋ファックス事件』についての詳細が分かりやすく掲載されています。
これは、条例を過剰に恐れた書店側の先走りです。が、もし同じことが起こったらどうでしょうか?それも、書店単位ではなく、出版社単位であったら・・・?
今まで出版社が自主規制していたものが、法で規制される。規制は同じでも、まったく意味合いが違ってきます。下手したら、魔女狩りが起こりかねない。
そんな問題を『東京都青少年健全育成条例』ははらんでいるんです。
あくまで個人的意見であり、賛同するもしないも、ご自身で判断してください。

以上の問題点を分かりやすく掲載されているサイトがありますので、ご紹介させていただきます。なお、紹介者が反対意見ですので、紹介するサイトも反対意見のものとなることは、ご容赦ください。(賛成派のサイトがないか探してみたのですが、見つけられませんでした)


まずは、この条例改正案について学んでください。

少し難しいかもしれませんが、改正部分を視覚化したものがありましたので、ちょっと頑張って目を通してください。
『東京都青少年の健全な育成に関する条例(差分)』
今、大きく取り上げらているのは、上記の差分で80行目以下に記述されています。
その部分を取り上げて考察されているものが以下にあります。
『東京と青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例』の変更箇所を視覚化してみました。』
以上のことを踏まえて、まとめサイト等をご覧下さい。予備知識なく、これらのまとめサイトを見ると不安ばかりが先行する可能性もあります。まずは確かな知識を得、客観的な視点を持ってご覧になり、そこから自分に何ができるか、または何をするべきかを考えて行動してください。

『東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト』
 ↑ この法案を出した人達の情報・言動も掲載されています。

『非実在青少年』規制問題・対策まとめ』
 ↑ 反対意見書の書き方が分かりやすく書かれています。

『女性向け創作活動をしている人の為の、非実在青少年対策規制まとめサイト』
 ↑ BL部分が強調されていますが、創作活動者だけでなく読み手側への影響などの問題点を分かりやすく上げています。

『0134ご報告ページ』

上記以外にも、活動されている方々のリンクがまとめサイトにはありますので、ご覧下さい。
改正案は、19日に継続審議が決まったそうです。もっとも廃案となったわけではありませんので、まだ安心するには早計です。また、都の動きに便乗するような形で、大阪府も動き始めたとか。
まだ、問題は解決していません。
一番良いのは、都民の方々の声を実際に届ける事です。その届け方、また宛先はまとめサイト等に詳しく掲載されています。都の有権者の方、特に、子供をお持ちの女性からの意見は重要視されるだろうといわれています。
生憎管理人は他県在住ですので、まとめサイト等の情報提供のみとなりますが、この記事が多少なりともこの問題解決への一助となれば幸いです。
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まじめに考えた
こんにちは
菜花さまが、わかりやすくサイトをまとめてくださったので、全部読んでみました。以下は私の感想です。
「性」について、ここまで子供世代に浸透している原因は、不特定多数者が「性」を取り扱った物を安易に目にする機会が多いからではないでしょうか。
「性」を目にしないのは、公共性の高い施設(役所、病院など)の中だけで、通常レベルの公共の場には溢れています。その環境で育ってる子供たちにダメと言っても、説得力ないよなぁ、でした。
正夢 2010/03/22(Mon)13:02:27 編集
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