それを一言で言うのならば、気まぐれ
『それを一言で言うのならば、気まぐれ』
ほぼ、ナル一人称のお話しです。時期は麻衣高校1年の11月から12月ころ。
これは、6月に頂いた拍手のコメントから思いついた話しです。全く持ってその感想は生かされていませんが。
ナルが麻衣を雇ったのは、周りがどうこう言おうと、想像を張り巡らそうと、結局言葉にすれば『気まぐれ』なんですよ~という・・・。
うちのナルはね、そうなのですよ。別に、運命の出会いとか感じてはおりませんの。むしろ感じてたらそんな夢見るナルちゃん、縁切りますよ、菜花は。寒すぎて・・・!
うちのサイトでは少々異色?でしょうか。原作の時系列に食い込んでますしね。しかも、だらだらと長くなってしまいました。すみません。
もっと、精進します・・・。
ほぼ、ナル一人称のお話しです。時期は麻衣高校1年の11月から12月ころ。
これは、6月に頂いた拍手のコメントから思いついた話しです。全く持ってその感想は生かされていませんが。
ナルが麻衣を雇ったのは、周りがどうこう言おうと、想像を張り巡らそうと、結局言葉にすれば『気まぐれ』なんですよ~という・・・。
うちのナルはね、そうなのですよ。別に、運命の出会いとか感じてはおりませんの。むしろ感じてたらそんな夢見るナルちゃん、縁切りますよ、菜花は。寒すぎて・・・!
うちのサイトでは少々異色?でしょうか。原作の時系列に食い込んでますしね。しかも、だらだらと長くなってしまいました。すみません。
もっと、精進します・・・。
Ward(44文字45行) ・・・ 約6ページ、文字数8090文字
拍手あり
拍手あり
6月3日に頂いた、『身よりのない麻衣が独りぼっちで泣かないように帰れる居場所をあげたかったんだと解釈してるんです』と言う言葉から菜花なりに考えた話が今回の話になります。
うちのナルはここまではっきりと意識はしていなかったと思うのですが、麻衣と出会う数ヶ月前に生まれて初めて本当に1人になった頃だったよね、そういえばと改めて思いまして。
いくら邪険に扱おうとあの双子の絆と言うのは特別なものがあり、普段意識しないからこそ、それが本当にこの世のどこにもなくなったときじわじわと失った現実が精神に影響を与えるんじゃないかなと。
死は覆せないものと理性でわかっているからこそ、理性で抑えきれない感情が気付かないうちに揺れると思うのです。いくらナルであろうと。それともナルだからこそでしょうか。
おそらく、感情を素直に出す麻衣よりも、理性で全て制御してしまうナルのほうがそういうものに対して弱いのではないでしょうか。そしてその感情を麻衣が抱えて生きていくのに対して、逆にナルは切り捨てることを選ぶだろうと思うのです。
ナルと麻衣が出会った時期がもう少し、あと半年でもずれていたらナルは麻衣を雇わなかったと菜花は考えています。それはその頃にはナルは自分の感情のゆれを理性でもって切り捨て、心を凍らせていたるだろうと思うからです。
切り捨てているから、麻衣の境遇を知っても『だから?孤児なのは彼女1人ではない。この先々、孤児と知ったら助けの手を差し伸べるのか?』とでも思って何もしないでしょう、きっと。
ですが出会った頃、丁度、ジーンが亡くなって半年たつかたたないか位です。
ふとした瞬間に、『どうしていないのだろう?』と無意識にでも思う時期ではないでしょうか。
そしてその時にナルは自分の過去を、そして兄を思い出させ孤児という同じ境遇の麻衣と出会っています。
感情の揺れているナルが『気まぐれ』を丁度起こしやすい時期ではと考えました。
そしてナルがタカを雇ったのも、ジーンに似た麻衣が傍にいることで、ナルの感情が揺れ続けていたから起きた『気まぐれ』ではないでしょうか。
麻衣が感情のままに起こす問題はジーンと重なる部分があり、それに対応するナルもジーンへ対してやっていたように自然と気安く、感情的になっただろうと思います。そしてそれが丁度良いガス抜きになったのではと考えています。
こんなことを漠然と考えながら、あの話は出来ました。
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