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積みあげて 積みあげて 積みあがったその先に 一体、何があるというのだろう? 
日々徒然
古本屋で本を買うとカバーをまいてもらえないのが難点です。文庫サイズなら持ってるんですけど、新書サイズはないのです。宮部みゆきの『ICO』が古本で売ってたのでラッキーと買ったんですがね。まぁ、変な本じゃないのでカバーなしで読みます。どんな話しなんでしょう、ジャンルはファンタジーっぽいんですが。
宮部みゆき氏はミステリーも歴史物も、どれでも面白いので安心して読めるのがいいです。この方は超能力物がお好きでよく作品にでてくるんですけど、菜花が一番好きなのは『レベル7』です。あんまり、超能力が出てこない作品の方が好きだったりします。『模倣犯』を読み終わった時は疲れましたが(苦笑)負の感情に当てられた感じで。文章選びが絶妙に上手いのでしょうね。そして人間の内面をあそこまで書き込めるのもすごいなぁ、といつも思ってます。
人間の内面というと、宮本輝氏の小説もそんな感じです。この方の文章は読み始めると引き込まれるのですが、のめりこむ様な感じになってしまって、ちょっと怖い。宮部氏はいろんな人の視点があるので意識が切り替わるのでよいのですが、宮本氏は1人の人間の生き様を指でなぞりあげるような書き方をするのです。なので好きだけど、その世界観に引きずり込まれないように、あまり作品数は読んでないですよね(苦笑)まだ菜花には受け入れて昇華できるような器がないんでしょうねぇ。ちっこい人間なんだなぁ。
ああでも、直接的な表現ではないのに、宮本氏の書く文章はどこか色っぽいんですよ。どうしてなんでしょう?

最近は伊坂幸太郎の文庫を読んでました。これは前にもここに書いてますね(笑)『死神の精度』から文庫になっているのを順々に。菜花の好みを言うと、短編が好きですね。短編と言っても1本に繋がっている話が多いから、長編みたいな感じですが。『陽気なギャング~』はまだ読んでませんが、それ以外でお薦めすると、『死神の精度』『チルドレン』『重力ピエロ』でしょうか。この3作はもう1回読んでも良いなぁというものでした。それ以外が詰まらないというのではなく、ようは好みの問題。

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